公募用原稿用紙設定のやりかた Wordで「 20文字×20行」を設定する方法 PARTⅠ
[1] いちばん簡単な設定方法─「原稿用紙設定」
おそらくもっとも簡単な設定方法がこれです。
ワードの【レイアウト】タブの中に【原稿用紙設定】があります。
そこを押してみてください。
「原稿用紙設定」というウインドが出てきます。
いちばん上を「マス目つき原稿用紙」
次を「20×20」
「用紙サイズ」は「A4」
「印刷の向き」は「横」
「禁則処理を行う」はチェックなし
「句読点のぶら下げを行う」はチェックを入れる
これで「OK」ボタンを押せばおしまいです。
画面に20文字×20行の緑色の原稿用紙が出てきてます。
さらに
「ヘッダーとフッダー」のところの「ヘッダー」を「ページ」にして
「配置」を「左」にすれば
原稿用紙の左上にノンブル(ページ数)をつけることもできます。
緑の枠を消したいという方は、
「罫線の色」を「白」にしてしまえば、枠はすべて消え、印刷するときのインク代も節約できます。
●難点─文字が小さい
これで満足できればそれで終わりです。
しかしやってみるとわかりますが、文字が小さいです。
文字は10.5ポイントで、これは変えられません。
これではやりにくい、という方のために、
次に文字を大きくする方法をご紹介します。
少し複雑になります。
●原稿用紙の文字サイズは変えることができる
【ファイル】⇒【その他】⇒【オプション】と進んで
【ワードのオプション】というウインドの中の【アドイン】を選んでください。
右側に「アドイン」というのがあります。
一番下が
「管理 COM アドイン 設定」
となっています。
この「設定」をクリックしてください。
すると「COM アドイン」というウインドが出てきます。
その中の「使用できるアドイン」の中にある
「Microsoft Word 原稿用紙アドイン」
というところのチェックを外してください。
そして「OK」ボタンを押すと原稿用紙の画面に戻ります。
すると、今度はそれまでとは違って、
文字を選択したときに【ホーム】タブの文字サイズのところが
変更できるようになっています。
たとえば書体が游明朝であるときは、
文字を選択して19.5ポイントまでは大きくできます。
(19とか19.5とかは手入力で設定できます。20ポイントにすると崩れてしまいます)。
書体をMS明朝にすればさらに文字サイズを大きくすることができます。
●弱点─原稿用紙設定のボタンが消えてしまう
これでできたと思って、
原稿用紙の枠線を消すために【レイアウト】タブを選ぶと、
【原稿用紙設定】というボタンが消えてしまっていることに気づくでしょう。
先ほど「Microsoft Word 原稿用紙アドイン」を
「使用できるアドイン」から外してしまったためです。
復活させるためには先ほどと逆のことをやります。
【ファイル】⇒【その他】⇒【オプション】⇒【アドイン】と進んで
「設定」ボタンをクリックしてください。
今度は「Microsoft Word 原稿用紙アドイン」というところにチェックを入れて、
「OK」ボタンを押します。
【原稿用紙設定】ボタンは復活しました。
文字サイズは変更することが可能なままです。
しかし、【原稿用紙設定】ボタンを押して
「罫線の色」を「白」にして「OK」ボタンを押すと、
再び文字サイズが変更できない状態に戻ってしまいます。
●使い方のポイント
【原稿用紙設定】を使って「20文字×20行」を設定し、文字サイズを変更するときは、
【原稿用紙設定】の設定は1回で決めましょう。
そのうえでこれまでみたようにして、文字サイズが変えられるようにし、
また【原稿用紙設定】ボタンを復活させておくのがいいと思います。
文字サイズを変えるだけならば自由にできます。
●簡単に設定する別の方法は
「アドイン」などというのが出てきた段階で嫌になってしまった方や
こんなに設定を変えるのは怖いなという方もいることでしょう。
そこで[2]では「原稿用紙設定」を使わずに、
普通の設定方法で「20文字×20行」を設定する簡単な方法をご紹介します。