先日X(Twitter)でお願いしたアンケートの結果です。

私のFFさんは物書きさん(小説が中心)、絵師さんが多いのですが、結果はあまり皆さんZINEには興味がないようでした。そもそも投票数が10票というのはこの間のアンケートの中でもかなり少なく、興味のない方たちはもっとたくさんなのだと思わされます。
ZINEとは、MAGAZINEからきたといわれ、特にしっかりした定義はなく、どんな形式や内容でもいい、個人誌のことを指すようです。
実はアンケート結果は意外でした。
私の借りている本棚の、他の棚主さんのイベントでは「製本の会」とか「ZINE」ワークショップは大盛況ですし、新しく増やした一箱棚主の方々の多くはZINEをつくっている方です。
小説とは確かに内容は異なるのですが、社会的にZINEが流行っているのは間違いありません。
ZINEに形式や内容の制約はない、と書きましたが、実際にいろいろな方のZINEを拝見すると、かなりおしゃれなアートの一つといった印象です。
でもね、小説を書くということとはまた違う一つの楽しみになる、と私は思っているんですよ。
自分の手元にウェブ上でない日記やエッセイ、短歌や詩などをきれいに装丁して形にしたくはありませんか?
形式が自由というのは、工夫の余地もいっぱいです。
「ZINEづくりに興味がある」という方や「興味はあるが、どこで売買するのか分からない」という回答も多かったですね。
今は各地でZINE FESTなども開かれていますし、都内ではZINE専門店もあります。独立系書店でも置いているところは増えています。
私は本棚を借りている東京・高円寺の「本店・本屋の実験室」でも今後ZINEを扱うようにもなりそうです。
少なくとも私の棚には置こうと考えていますし、来年1月26日(日)には本屋のスペースを借りて、アマチュア作家の本、ZINEなどを織り交ぜて展示販売する企画を考えています。
どんなものなのかだけでも、見にいらしてください(お近くの方は…)。
それから、昨日渋谷ヒカリエの「渋谷○○書店」に行ってみました。ここでは大手の本や古書、ZINE、小規模出版社のほぼ自製本が、コーナーを分けることなく並べられていて、私が自分の本棚で実現したいものに近い印象を受けました。
こういう新しい本屋の形をもっと追求していきたいです。


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