12月8日から9日にかけて、丸一日間のXでの「アンケート」の結果です。
正直言って、これほどの大差が出るとは思っていませんでした。
前提として、私のXのFFさんは、もちろん物書きさんや読書家の方が多いです。ですので、読書にはなじみのある方が大勢を占めるということです。
それにしても、「子どもの頃から読んでいた」が圧倒的であることに少々、いえかなり驚きました。
読書とは、かなり子どもの頃からの「習慣」や「環境」が影響するのでしょうか。
私自身も最初は親や親戚の家から与えられた本がきっかけで、物心つくかつかないかの頃から読んでいました。
それにしても、もう少し私のリアルな場での感触では、成長してから読書をするようになる人も多いのではないかと思っていたのです。
(「本なんて読んだことない」という人が、案外何か夢中になれる本を発見すると、瑞々しい感想を言っていたりして驚いた経験もあります。)
しかし、やはり子どもの頃の読書体験は大きいということでしょうか。
私も、子どもの頃から二十代くらいまでの読書がいちばん鮮烈に心に焼き付いていますね。そういう体験をすると、何かそういうものを求めて読みつづけるということもあるかもしれません。まあ、これは完全なる私見ですが。
それから、「漫画から移ってきた」とか「映画化・ドラマ化作品の原作を読みたかったから」も、もっと多いと思っていたのですけどね。
「漫画」より「アニメ」の方が若い人にはなじみ深いのかもしれませんが。
では、よせられたコメントをご紹介します。
「ウェブ小説なる、無料で手軽に読めるものの存在を知ったのが始めでしたね。」
「小中の時は読んでいたけど高校は部活にどっぷり。大学で休講の時間潰しに『名探偵ポワロ』を観てハマり、原作を読み直して沼りました。」
「上に姉と兄がいて、特に姉は読書家だったのでいろいろと並んでいました。欲しいと言うと本はあっさり買ってもらえたことからも、読書面は恵まれていました。 小学校高学年では市立児童図書館に友だちに連れて行ってもらい、畑正憲さんのエッセイを借りて読んでました。」
「親の蔵書が本棚に色々並んでたので自分も読んでみたのが始まりでした!」
「物書きになったから!」
読書のきっかけ・体験談を語り合ったら面白そうですね。
そういう場を持ちたいものです。
私自身はいったん中学時くらいに途絶えたのが、高校の現代文の授業が面白くて(変わったおじいちゃん先生だったのですが、「羅生門」を細かく読み解いて、伏線をはる…というような文学の技法にも初めて目覚めたんですよね)、そこからようやく「大人の読書」に入ることができました。
きっかけは、実はひょんな事かもしれない。
ひょんなことが幼少時に起こった人もいれば、そうでない人も──相対的に少数派とはいえ──いますよね。
少なくとも「読書」は人生を豊かにすることを信じて。